さんま
出張が連続すると台所離れが加速していけない。
出先で食べたものを作ってみたくもなるので一長一短ではありますが。
さて焼き魚の最強はホッケだと思っていますが、コスト的にはサンマも捨てがたい。サンマは旬になるとアホみたいに安いのでバンバン買いましょう。
出先で出たサンマが不味かったので口直しという意味もあります。青魚の焼き物は仕出し弁当には向かない類の食材だと思う。
さてサンマを焼くにあたってどうすべきか。
サンマはワタまで食えるといえるほどの魚なので、極端ウロコさえ落ちてれば買ってきてそのまま焼いてオーケーではある。
しかしそれだと芸がないので何かやります。
ぼくさんまです。
まず身の真ん中、皮に一文字の切れ目を入れましょう。これをやっておくと、食べる時に皮を切るストレスがへります。
火の通りが良くなる、脂の逃げ道が出来るので焼き中に爆発しにくいというメリットもある。
キズに塩を振って15分おきます。
塩締めの時間については諸説ありますが、自分はこれ(美味しいさんま塩焼きの塩のタイミングについて:白ごはん.com)を参考にしています。
塩の振り方が雑なのは性格です。
プロくいくなら身の厚いところとヒレに重点的に振るとよいと思います。
サンマの火加減についてはいくらか研究済み。
身が細いので、常温に戻すとかはあまり気にしていませんが、皮が薄いので焦げないうちに身に火が通っているべき。
まずグリルは空で余熱しておきましょう。
強火フルマックスで2〜3分くらい。気になる人はアミに油ひいといてもいい。
余熱したら中火に落としてじっくり焼きます。
ちらちら覗き見しつつ、こんくらいで返します。
バスバスいうのでわかりやすい。
火力にもよりますがここまで4分くらいかな。
また同じくらい焼く。
今度はやや短くて3〜4分。
ラストに火をフルマックスにして、両面を焼きなおします。片火グリルの弱点がこれで、どうしても火のない面は脂と水気でヘニャヘニャになる。
焼き時間はトータル10分くらいでしょうか。
誰か両面ロースターください。
やけた。
焼き魚はうまさの持続時間が短いのですぐ食べます。写真撮ってる間すらもどかしい。電話まで来たんですがそちらは無視しました。
この時はサンマだけが食べたかったので米がないですが、それと引き換えに出来るうまさもあります。
たべた。
ちなみに自分はワタ食べない派です。
腹の身たべるときに付いてても気にしませんが、積極的にワタ食おうというほどではないお子様舌です。
かぼすとか大根おろしつけてもいいんですけど、この時期サンマがアホみたいに安いのでセットで買うとなると躊躇しがちです。なぜ主菜より付け合わせのほうが初期投資かかるのか。
冷蔵庫にあったときに使う程度ということで。
しかし魚だけ食うと息が魚くさいですね。
あとで味噌汁作って飲みました。