白菜と鶏(だけ)の水炊き
きゅうりの板ずりと千切りとを混同して、あろうことか「ほらあれ!きゅうりのせんずり!」と電話口でのたまった知人Hをぼくは絶対に許さない。
やっと冬季休暇に入りました。
自分の勤め先は12/29までゴリッと出勤で・・・思えば12月は中休みが全くない、つまんないカレンダーでしたね。
さて今日のこれは原典とほぼ変わらず。
違いといえば肉に下味をつけていることくらいでしょうか。
この料理は白菜を大量に使います。
まず寸胴に白菜を詰め込みます。
1玉まるごと使うなら4号玉が目安。今回はたしか6号玉くらいのの半玉だった気がします。覚えてない。そんなに精密な料理じゃないので適当にやります。
塩かけて、水をコップ1〜2杯くらい。これは焦げ付き防止なだけで、あとは白菜の水分を利用します。
ひたすら中火。
白菜が全体に火が通り、水面が近づいてきたら木べらで暴行を加え、つぶして水分を出していきます。
あんだけあった白菜がこの程度に。
白菜あまり多いと鍋の底でひしゃげて貼り付き、容易にコゲます。白菜がべらぼうに多いときは(そもそも作る量をコントロールすべきです)最初の白菜は少なめにして先にぐちょぐちょになるまでやってから、残りを投入しましょう。大丈夫、白菜の火の通りは早いので。
次は鶏もも肉です。
ブラジルとかの安いやつで良いというか、好きにしてください。国産鶏肉の種類と質は今の自分には沼地。スクーターで日本半周旅行してたときに食べた比内地鶏はアホほど美味くて笑えました。あれが量産されれば人類は次のステージに進めると思います。
鶏モモはできれば皮をとって、細切れにして
しょうゆ、ごま油、酒で適当に下味付け。
ここの分量は気分の問題で、なるたけニュートラルな塩味→食べるその時にアレンジする、という人はやらないほうがいいかもしれません。
特にごま油の支配力は強いので・・・
鍋からざっと半分の白菜を取り出します。
うーん?こっちの鍋で後工程やっても十分か?
鶏肉を入れます。
その上に残りの白菜をボチャボチャ。
フタして火にかけます。
あまり火が強いと白菜焦げるので、中火以下でゆっくりやりましょう。
湧くようになったらアクと脂をひたすら取ります。
盛るとこんなかんじ。
冷蔵庫に親友Sからもらったかんずり七味(を物産展でリピートしたもの)がありました。ぬれ七味とかんずりが融合したものでクッソうまい。
神奈川では市販されているのを見たことがないので、物産展とか公式サイトとかで買いましょう。Amazonでは絶滅しています。
あたたたたたまるます
汁のほとんどが白菜の水分で賄われているため、うまさのステージが高いです。正直なところ肉自体はほぼオマケ要素で、鳥ダシで煮込まれた白菜が主役。
ポン酢とかあってもよいですが、食べる分にかるくしょうゆかけて、かんずり七味や柚子胡椒でいくとかなりイキった感じになりますのでおすすめ。