アーモンドミルク
ほんとうはモヤシまたは塩ダラで何かやるつもりだったんですが、気分的にこうなったというか、意識高い系とかインスタ映えとかそういうことではないんですけど、洒落た名前のものを自作します。
思ったよりもすんなりできたので、ここはカッコよく掛け声ひとつでいいでしょう。
抽出!
完成です。
“焔猫亭がアーモンドミルクを抽出するタイムはわずか0.5日にすぎない。では抽出プロセスをもう一度見てみよう!”
貰い物のアーモンドがだだ余りしており、乾物とはいえ賞味期限がヤバくなりつつあったので一気に消費しようと思いました。量的には200gちょっとだったかな。
写真は袋をかえてめん棒でしばいたところです。
で、水に浸けます。
あとでブレンダーで粉砕するので、柔らかくしておくわけですかね。
ちなみに今回は素焼きのアーモンド使いましたけど、本格的には生アーモンドだそうで、生だと酵素がどうのこうのみたいな理由があって浸水は絶対やらなきゃダメだそうです。詳しくはググってください。
焔猫亭的には生アーモンド調達するのがめんどいので、その辺で適当に手に入るローストアーモンド使います。
出勤前に浸水したので、12時間くらい経ちました。
なんか味噌汁みたいになってる。
いちどザルにあげます。
思ったより量あるなこれ。半分ずついこう。
これをブレンダーのフープロ形態で粉砕するわけです。うまくコロイド化するんだろうか?とか思いましたけど、ここまできて引き下がれるか。
水の量は適当・・・というか、ここではひとまず粉砕するのに必要な量だけ用意します。濃ければあとで水足すし。
バギャーーーーーー
一発目です。
粉砕度をどこまでやればいいのか見当付かなかったので、泡立たない程度ということにしました。少なくとも粒度はすりゴマ以下であろう。
全量やって、100ccほどでブレンダーをゆすいでそれも合流させました。水はトータル600mlくらいか。
何というか、冷や汁みたいだ。
ガラが大量にあるので、ザルで大まかに濾します。
ヘラでムニョムニョして、味噌くらいになったら布ごししましょう。
とはいえ濾し布とかないので、身の回りにあるもので代用。といっても自分はコレを初めから濾し目的で買っています。不織布タイプでちょうど良い目の細かさで、間口が広くて、安くていっぱい入ってて、と理想的。
デリケートなひとはサラシ買うのがいいです。
アーモンド味噌を入れて
ギュッと行きましょう。
しぼりカスだッ フハハハハ
味気ないアーモンドプードルみたいなもんなので、再利用するには工夫がいりそう。捨てるかどうかは未来の自分に委ねて冷凍しときましょう。
で、もっぺん不織布2枚重ねで濾したのがこちら。
色的にはグシオンリベイクですね(わかりづらい)
味見してみたら良い濃さではあったものの、ややいがらっぽさを感じたので砂糖入れました。あとバニラエッセンス数滴いれた。
たぶんだけど、最初クラッシュせずに浸水して、皮をしっかり剥いてやるとステージが変わる気がする。
というわけで、こうなるわけです。
繰り返しになりますが、思ったより手軽にできはします。風味・濃度の調整もできるので、市販のアーモンドミルクに不満のある人は試してみるのも一興じゃないでしょうか。
皮は出来れば取るべきかもしれん。
ただコスパという角度からみると微妙です。
今回アーモンド200gがおよそ500〜600mlのアーモンドミルクになったわけですが、市販の200mlパックがおよそ¥100ちょい。つまりアーモンドはグラム¥100〜150くらいじゃないと割に合いませんね。これなかなか大変で、Amazonとかだとキロ¥1500〜2000なのでかなり微妙なラインにあります。
今回は貰い物なのでコスト的にはゼロなんですが、ロマン抜きでアーモンドミルク飲みたいだけなら買ってくるのがラクですね、保存性という意味でも。
やはり液体モノは企業マスプロダクツに太刀打ちするのは難しい。ペットボトル系ドリンクの原価率みたいなもんです。大量生産が大正義ですね。