新年毛蟹レクチャー
結局明けるまでネタがなかったという。
まあ言い訳するのもなんですしサクサク行きましょう。タイトル通り毛ガニ食べました。
いやあ毛ガニってカッコいいですよね。
もともと甲殻類はフォルム的にけっこう好きなんですが、毛ガニはかなり個人的に得点高いです。1番はガメラ2のレギオンなんですけど。
このカッコいい毛ガニは冷凍モノで、冷蔵庫でじっくり解凍しました。茹で済みなのでこのままイケますが、冷たいのも味気ないので温めなおしましょう。
茹で直すと水っぽくなりそうだし、レンチンはロマンに欠けるので、蒸すことにします。
寸胴に2〜3cmほど湯を沸かしたら、ザルを裏返して中に入れ、
その上に毛ガニを安置して、10分くらいですかね。
カッコいいなあ。
この如何にもカニ!というフォルム。カニですよカニ。カニ美味しいですよね。カニ食べましょうみんな。セブンもカニトマトソースのパスタあるし。
皿に乗せて。
今回はカニの食べ方というか捌き方というか、そんなのを反芻することにします。
まず脚とハサミをぜんぶもぎます。
カニの脚もいだこと無いですか?関節技の要領でボキッといきましょう。
改めて観察してみると、毛ガニはけっこう胴体が高いカニです。脚はかなり下の方から生えていることがわかる。
脚はほっといて、胴体を攻めましょう。
まずフンドシと呼ばれる胴体中央の部位をもぎ取ります。エビとかだと尻尾にあたる部分ですね。
身とか全然ないのでここは捨てます。
そうすると甲羅の後ろ側が見晴らし良くなります。
メイン甲羅の下に指を突っ込んで、車のトランク開くような要領でガパッと行くと、
簡単にガパッといきます。
甲羅の裏側にもこもこしているものがカニミソ。
好き嫌いがある要素なので、食べたい人が食べましょう。自分は正直それほどでもない。でも食べます。このへんはイカの塩辛の好き嫌いと似ている気がします。
ただこちらは鮮度にも大分影響される。無理は禁物です。
続き。この灰色でむわむわしてるものはエラです。
食べたことないのでここも捨て要素。というかあとは胴体から「これカニ肉ちゃうやろ」という部位をひたすら千切っては捨て千切っては捨てです。
千切ったモノは、カニミソ食べたあとの甲羅に入れとくと始末がラクですね。胴体の中央部にはやはりカニミソがむくむくしてるので、スプーンとかでかき出して食べます。
あとはもう胴体まっぷたつにして、薄殻バリバリ剥きながら身を食べましょう。
毛ガニの胴体ってかなりがっつり身が入っているもんで、正直脚よりも食べがいがあります。殻の硬さやトゲと戦う必要もないし。
よく脚もいだ後に、嬉々として脚から食べる人いますけど「胴体もらっていい?」って聞くと快諾されることが多くてこれもwin-winの関係ってことでいいのかなって気分になります。
まあ脚のほうは説明するまでもないというか。
殻の薄いところに包丁たてて割りましょう。
これはまつ毛ハサミですが、自分は手元バサミとして使っていて、刃厚があり鋸刃なので何でも切れます。カニの殻も切れる。むしろまつ毛切ったことない。
まあ脚はこうですよね。
カニ酢とか付けます?自分はまどろっこしいので何も付けないほうが好みですけど、せっかくのカニなので好きにやりましよう。カニですよカニ。
新年早々カニとか食べてブルジョワかよなんて思われるかもしれませんが、ぶっちゃけコレしかないというか、これに全ツッパした感あります。
正直去年の鴨南蛮とどっちがというとコスト的には鴨南蛮かもしれませんし、鴨南蛮は何だかんだ凝ってた。カニは正直素材勝負ですから。
まあ新年とはいえ気負わずに行きましょう。
前に言ってたハムの食べ方も紹介できそうな下地が整ったので、松の内にそっちもいけるかな?