焔猫亭

焔猫亭

ねこはいます

水晶鶏

自分「機関車トーマスって炭水車ついてるけど、彼ってあれを経口摂取してるわけじゃないから、つまり胃袋に直接食物と水を転送されてる気分なんですかね」

先輩「どおりで顔色悪いと思った」
 
サブカルチャー界の食について考えると眠れなくなります。
鶏ムネ肉が苦手、キライという人の理由として、やはりパッサパサなあの肉感がダメというのが大きいんじゃないでしょうか。子供がケンタチキンでモモだけ独り占めするのは多分そういうことです。
プリプリ感を維持する方法の1つは真空低温調理ですが、まあ要点はいかに水分を逃がさないように調理するのか、ということに尽きます。
 
今回は水晶鶏というやり方です。
方法としては簡単で、薄切りにした鶏ムネ肉に、

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片栗粉をはたきつけて茹でるだけ。
 

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片栗粉で表面に膜を作って、肉本体から水分が抜けるのを防ごうということですね。
 

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できた。
 表面がトゥルットゥルになるので口当たりがいいです。肉も鶏肉って感じのしっとり感を維持しており、パッサパサ感が嫌という人にも受け入れやすいんではないでしょうか。
 
味付けにはある程度気を使う必要があり、表面が粘膜状なのでタレが滑ります。
今回はサラダ用のドレッシングを上からかけましたが、つけダレとして別皿を用意してもいいかもしれない。
あるいは片栗粉まぶす前に下味つけておくのもありでしょう。
 
やってみた。

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無難にしょうゆ、酒、しょうが、ごま油です。
30分ほどなじませて片栗粉。
 

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できた。
 
肉もそうですが、片栗粉の層(衣?)に味が乗ってタレがいらないです。あってもいいですが。
このときはチューブ梅肉ちびちび付けながら食べました。
すごく夏っぽい。
表面ツルッツルなので写真のように盛ろうとするとバランスが大事です。無理して積み上げる必要はないので深皿のほうが安心ですので他の人はそうしてください。