市販の生そば食べ比べ
そばがしこたま食いたい時期があり、それが先々週あたりから続いていて、店だったり自宅だったりするわけなのですが、とりあえず生そば茹でて食べたうちで比較をしておこうとか思いました。備忘録レベルなので食レポじゃないですが。
ちゃんとしたそばつゆがあり、ちゃんとそばを茹でれれば、自分の場合そば食い欲求度はおおむね満たされます。満たされないひとはプロの仕事を食べましょう。
以前にもそばについて書きましたが、生そばの魅力はやはり味と食感的的に◎ということになります。あと茹で時間が短くて済む=すぐ食えるのも大きい。
デメリットは日持ちとコストですが「食べたいときに食べたい分だけ買える」「そば屋行くよりはるかに安い」ので自分はあまり気になりません。
そばつゆについても前に書いたから詳しくはいいですよね?
混合ぶしと干し椎茸をガーっと沸かしてパワーだしを作り、本かえしと調合して一晩寝かせます。
今回は温そばじゃないので、長ねぎの青いところをかるく煮るというプロセスは省きました。絹かけ丼のこともあったしね。
そろそろ本かえしも少なくなってきたので仕込む必要がありそうです。
ではそば。まずこれ。
トレーに2食ぶん、というタイプですね。
一度に食べるならこのサイズかなー。自分そば屋でもりそば食べると大抵おかわりか大盛りなので。
ゆでるとこんな。
となりのグラスはそばつゆであり、決してアイスコーヒーではありません。
実食。
クセなくベーシックですね。更科はやはりそういうもんだろうか。
個人的にはもうちょっとそば感欲しいですけど、そこは粗挽きとかをチョイスすべき問題でしょう。
つぎはこれ。
袋に4玉入っており、コスパがいいです。
一発で食べきるにはちょっと多く、近日中にもう一度そばをする必要が出てきます。
実食。
やはり更科なのでクセはなく、そば感もそこそこ。小樽の実家にいたころ長崎屋地下の蕎楽で食べたそばに近い印象です。なじみがある、食べ慣れた、という感覚は他人に伝えづらい。
ともあれ、これはコスパ力が高いのが強みですね。
じゃあってんで粗挽き。
2食タイプですが、完全にパッケージされてて中身見えないのちょっとなーとか思いました。
見えたからどうだってワケじゃないですけど。
色の濃い麺質なので、茹でてもこんな。
粗挽きとはいえ、見た目ほどクセはなかったです。
これの特色はかなりしっかりした食感で、キコキコした感じがあります。悪くいうと粉っぽい?
茹で時間が短かったワケではないので、これは特徴なんでしょう。
食感としてはかなり食べ応えあるんですが、量的にはちょっとボリューム不足感があります。そばの太さとか長さで印象変わってるのかもしれん。
こいつにはそばつゆが付いてきました。
が、グラスに注いでみると匂いに生ぐささというか魚くさい感じがあります。
うーん? マスプロダクツな製品でなんでこうなる?これなら自分のそばつゆでも勝った感ありますね。
つぎ。
まえにそばについて書いたときにもこれ食べてましたね。道祖神さまです。
袋いり2食タイプ。
更科と粗挽きの中間ってトコでしょうか。
キコキコ感というか粉っぽさは無いですが、一つ前のが特徴的だったからかなあ、インパクト弱め。
あと前たべたときより、いからっぽさを感じました。なんでだ。
つぎは二八そばにいきましょう。
トレーに入ってて、中が見えて、つゆ付きと至れり尽くせりなのですが、じゃあ実食はどうか。
二八なのでそば感強いかと思ったらそうでもなく、バランスいいかもと思います。
歯切れが良く、なんというかこう、ムギュっとくるまえにサクッと切れるかんじ。自分としてはこれはこれでアリだなーと思いますけど、人によってはもうちょっと歯ごたえ欲しいと感じるかも。
ちょっと高いので値段相応というところでしょうか。
ただつゆはやはり生ぐささを感じます。
魚油というか、魚ダシのアクの匂いというか。引き続きこれも自作そばつゆのがうまいですね。
しかし既製品でなんでこうなる? ちゃんと煮てないのか? 粉末だしなのか? よくわかりません。
誰の参考にもならない食レポ終わり。
個人的にはこの更科生そばに軍配かなーと思います。クセなく食えるのと、4玉入ってるので生そばにしてはコスパがかなりいい。
どうせそばつゆ用意すると使い切るまではそばか応用編に飛ぶしかないので、そばリピートできるのは大きいですね。
ミスター味っ子で清也くんが言ってたように、そばは庶民の食い物であり、手軽に食えてこそそばの値打ちだと思います。