豆腐ハンバーグ
さて今日の実験は「豆腐ハンバーグを作ったことがないホモ・サピエンスは豆腐ハンバーグを作れるのか?」というものです。料理とは化学反応を多分に含みますので、それが試しであるならば実験と称してよいでしょう。
実験対象のホモは豆腐ハンバーグを食べたことはあってもレシピは知りません。あと同性愛者ではない。
記憶の中にある豆腐ハンバーグはたぶん合びき肉ではなかったと思うので今回は鶏ムネひき肉を用意しました。
そういえば焔猫亭の献立では鶏はムネ肉しか使っていないように見えますね。
これは別にヘルシーとかボディビルとか意識高いことを考えているわけではなく、単に安いからです。グラム¥60〜70で調達できる。ひき肉は加工費乗りますがそれでも¥80台です。ぶっちゃけダメにしてもさほど勿体なくない。素晴らしいですね。
鶏モモもふつうに食べてますけど、鶏モモは大体どうやっても旨いので、レシピに残すほどピーキーな食材ではないというのもある。
つぶした木綿豆腐と同量の鶏ひき肉ヲッヲッヲッ
パン粉ヲッヲッヲッヲッヲッ
玉ねぎをみじん切るのですが、目と鼻にこないようにレンチンしてみました。
レンチンしたことでクッソ熱くて扱いづらくなりました。さらに生の部分が若干残っており結局目と鼻にキました。すごい、ライフハックのはずが何の効果もないどころかマイナスです。
もっとしっかり火を通すべきですけど、レンチンのあいだ待つのと冷めるまでのインターバル考えると、耐えて刻んだほうがマシかもしれない。
めげずにオッケー刻んだ。お前も刻め。
下味はマキシマムというスパイスソルトです。
キングスキャンはしてきません。
かつてハナマサで買い、実は賞味期限が9月でした。いけるいける。
我は無限・・・我は混沌・・・全てを飲み込み、力と成して無へと・・・無が生み出されます。カオス?
たまご入れようか迷ったんですが、豆腐でだいぶゆるくなるのでこれ以上は可塑性に難が出ると判断しました。
あと形まとめてるとめっちゃ手にひっつくので、表面がつるんとしない。脂肪分がない所為でしょう。
よく分からないなりに焼きます。
フムー
表面はハンバーグらしくなりましたが、
裏面が謎の焼け方をしました。
面がデコボコなまま火が通って固まったのが原因ではという推測。表面をならすにはごく初期段階で一度ひっくり返すべきか?
ともかく何かが出来上がりました。
ビジュアル的におろしたまねぎドレッシングかけてみましたが、これも不確定要素です。
この時点では「豆腐ハンバーグに見える物体」の域を出ていません。
事象は観測することで確定されます。
観測してみましょう。
記憶の豆腐ハンバーグとの照合結果としては別物やんけとなりましたが、まあ別ベクトルでうまいから良しとします。
しょうが入れるべき? でも鶏つくねとか鶏だんご方向にシフトしても困る。
むしろハンバーグ方向へ行くなら、マキシマムではなくちゃんとナツメグ使うべきかもしれません。
あと胡椒とにんにく。もっとスパイシーでいい。
とりあえずこれでめしは食えたので、実験総評:良判定ではないでしょうか。